「トランプは密かにビットコインを支持している?前半 」(サブスタック 2022/5/1)
Eriさんのサブスタックの投稿が面白くて目が離せません!
以下、紹介していきます。
クリフ・ハイのインタビュー連載の途中ですが、ここで、WeTheMediaの一員でもある、G Moneyさんが出演している、ロシア・ウクライナ戦争勃発後の2022/2/25に放送された動画のうち、大事な部分だけ抜き出した翻訳を前半と後半に分けて掲載させていただきます。(Eri)
Nico:ちょっとこの動画を観てください。 ペペマスターにいくつか質問があります。この動画のタイトルは「連邦準備制度を廃止するためのトランプの秘密計画」です。
あなたは、トランプをJFKと繋げ、彼がアンドリュー・ジャクソンを賞賛していることを結びつけるという、素晴らしい研究をしました。アンドリュー・ジャクソンは、アメリカの歴史の中で、中央銀行に反対し、彼らを冷酷に追及したことでとても有名です。彼がそうしたのは、それによって継続的な効果がもたらされることと、エリート集団が本質的に政府を支配していることを知っていたからです。
そしてトランプは、コインベースに勤務していたビットコインの大推進者である、ブライアン・ブルックスという人物を、通貨監督官に任命しました。
わたしが講演した、2021年のビットコイン会議で、彼はパネリストをしていました。
彼は、そのディスカッションで「将来的に使われるのはビットコインであり、銀行からビットコインへの移行を支援する必要がある」と言っていました。
G Money:要するに彼は「金融システム全体を置き換えるつもりだ」と主張していたのです。
Nico:そうです…..そしてトランプは、この人物を通貨監督官に任命したのです。
それから、わたしたちは通貨監督官のオラ・オマロヴァのエピソードを紹介しました。彼女は、国内の全ての銀行を連邦化しようとしました。アメリカの銀行を連邦化しようとしていたのです。
G Money:銀行をアメリカに取り戻すんですね。
Nico:そう、その通りです。
それで、いくつか質問があります。
わたしたちは、トランプ大統領の言動を取材してきましたが…..トランプは、ビットコインの大反対論者です。ヒラリー・クリントンのように「ビットコインは国家にとって脅威である」というような口調ではなく、彼は正直に「ビットコインはドルと競合しているから嫌いだ」と言っています。彼がテーブルの下に何も隠そうとしないことには、感心します。で…これに対して、何か意見はありますか? トランプは裏で5Dチェスをしている…..と思いますか? なぜなら…..共和党の知事や上院議員もたくさんいますが…..結局のところ、これは超党派の問題であり、賛成派には民主党の議員もいれば、共和党の議員もいます。
しかし、どこが分かれ目かというと…..大体において、ビットコインに反対しているのは、民主党の大御所たちです。エリザベス・ウォーレンやヒラリー・クリントンは「環境保護のために反対します」と言っています…..ヨーロッパとよく似ていますね。そして、大物議員であるテッド・クルーズ共和党上院議員やシンシア・ルーミス上院議員などは、ビットコイン推進派です…..ここにもラインが引かれていますね。
ビットコインを支持する民主党員もいれば、ビットコインに反対する共和党員もいて、白黒がはっきりしていません…..そこで、あなたの理論では、どうなっているんですか? 何を信じているんですか?
G Money:はい。まず第一に、トランプは政治家ではないことを理解する必要があります。彼は常にアウトサイダーです。 そして、彼は生涯アウトサイダーであり続けています。彼は成功した実業家です。元々お金があったにせよなかったにせよ、莫大な富を作り出しました。
トランプはまた、不動産を理解し、希少性を理解し、インフレを理解する男です。 彼の投資の多くは不動産ですから、不動産が貨幣鋳造機に対する非常に良いヘッジであることを知っています。
そして、以下のような出来事が、魔法のように時系列に並んでいることが見て取れます。
連邦準備銀行→ブラックロック社→国庫…..そして、国庫は交換安定化ファンドを経由して、連邦準備銀行を包括することになりました。
“ブラックロック社→国庫”…..この流れは3月に起こったことで、その直後、すべての通貨の印刷がおこなわれました。
そしてトランプは、ブライアン・ブルックスを雇いました。雇われた直後、ブライアン・ブルックスはビットコインを銀行に導入しました。彼が作るものの70%以上は、合法化されました。
それだけでなく、トランプはブライアン・ブルックスを11月に再任命しました。問題は、上院の銀行委員会が間に合わなかったことです。でも、ヘマをした人をツイッターで解雇しているようなトランプが、もしもビットコインが嫌いなら、なぜコインベースのキーパーソンなんかを雇ったのでしょう?しかも、さらに雇用期間を5年間も延長したなんて…..おかしな話ですよね?
そうそう、メラニア・トランプが、ビットコインの誕生日にツイートしているのも、手がかりの一つです。
彼女は1月3日に、ビットコインの誕生日についてツイートしていて、彼女自身のNFT(非代替性トークン)も立ち上げました。そしてトランプは、プラットフォームで自分のNFTを立ち上げたばかりです。
トランプは、暗号通貨についてもブロックチェーンについても熟知しています。
彼の発言に耳を傾けると「ビットコインは、本質的に通貨である」と言っていることが分かります…..これは重要なことだと思います。
Nico:2024年の選挙は…..ええと…うまく言葉が出てきませんが…..控えめに言っても、超面白いことになりそうです。もちろん、おそらく…..トランプが2期目の大統領になるでしょう。ではここで、 “金融破綻”に関して、完全なる憶測による予想を立てます…..興味がない人は、これ以上視聴しないでくださいね。
さて…..トランプは次に何をすると思いますか?彼の行動から…あるいは、あなたが組み立てた理論では…..次はどういった展開になると思いますか?
G Money:まあ、いろいろな要素が絡み合っていると思いますが…..2024年の前に “リセット”ではない、何らかの大きな動きがあると思います。
Nico:ちょっと待ってください…どういう意味ですか?
G Money:今、わたしたちは、”スムーズな移行期”にあると思います。よく、“銀行からビットコインへの移行”と言われますが、今まさに、その移行期にあると思うのです。最終的にどうなるかというと…..連邦政府はビットコインをバランスシート (貸借対照表)に載せなければならなくなります。
金融システムの完全な崩壊なんて…..誰もそんなことは望んでいません。ジンバブエドエルのように、”絶望”と”ドルの下落”が一氣に来るなんて、イヤじゃないですか? この獣をコントロールするために、ある程度 “合理的な移行”をするとしたら、”連邦政府がビットコインを買って、それをバランスシートに載せる”…..ということになります。
ロシアがビットコインでエネルギー価格を設定し始めたら? ロシアがSWIFTから追い出されたら? ウクライナ情勢もどうなるかわからないし、連邦準備制度はどうなってしまうんだろう?…..という”ゲーム理論”の中に、わたしたちはいるのです。
2024年のことなど考えている場合ではありません。今度の中間選挙後は、今と何が変わっているのでしょう?
わたしは “金融システムに何が起こるか?”…を考えています。
お金を刷る口実が必要なのに、コロナは失敗に終わってしまった…..ヤツらには、選択肢がなくなってきているのです。何が起こるか分かりませんが…..今後サイバー攻撃が来たら、ヤツらはもっとお金を刷る理由をでっち上げようとするでしょう…..システムが機能しなくなるからです。
以上、Eriさんサブスタックより。
WWG1WGA。